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ケニーはラスボスにはなりたくなかった

 
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昨年のG1の棚橋優勝以来ずっともやもやした気持ちで新日本プロレスを見ていました。

1.4が終わった今ようやく自分の中で納得のいく答えを見出せました。

 

「言葉のプロレス」

年末から1.4までに雑誌インタビューやyoutube、ツイッターを使ったプロレスの重要性を改めて感じました。

 

この情報化社会の中で、レスラー本人の主義主張はいたるところで発信できます。

そこにメッセージを乗せ、試合までのワクワクを増大させたり、

伏線をはってオチを用意し、より意義深い試合に高めようとする行動力には頭が下がる思いです。

 

1.4東京ドーム大会から早いものでもう一週間が過ぎようとしています。

契約更新のこの季節、選手の去就に注目が集まっています。

今回は去年から今年の1.4までにケニーが表現していたものについて考えていきます。

棚橋も合わせて。


新日本ヒールユニット バレットクラブの中心選手だった

ケニー・オメガは飯伏の新日とDDTダブル契約を追うように新日に入団してきました。

そのころはAJがトップ選手に君臨しており、もしAJが退団したら次のバレクラ中心はケニーという空気がありました。

それはAJ対飯伏のIWGP王座戦でケニーが意味深な行動をとったときにストーリーが出来上がっていたのだと思います。

AJ退団後のケニーはラダーマッチでのラフファイトだったり、メンバー介入だったりでヒールとして振舞っていました。

入場曲 「DEVIL’S SKY」もRPGゲームでのボスキャラ戦のような、

おどろおどろしい曲調で強者感を演出していました。

ヒールではない発言~ゴールデン☆ラヴァーズ再結成

ケニーはだんだんとバレットクラブ現OG勢とは距離を取り、ヤングバックス、コーディ等ジ・エリート勢と合流していきます。

G1を取った2016年ではヒールではなくベビーとしての声援を受けるようになったり、

ハチャメチャなラフファイトはするが反則はしなくなります。

 

確かマーティ・スカルと組んだときに彼の凶器攻撃をたしなめたり、

凶器は使わない、俺はヒールじゃないという表現をし出した頃が有りましたね。

ユニットメンバーの乱入介入をさせないように止める場面もありました。

 

飯伏とのゴールデン☆ラヴァーズ再結成時には、

自身の好きなゲーム、ロックマンの曲のようなさわやかでかっこいい主人公チームのような曲を使っています。

ケニークエストと1.4入場曲、そして衣装

1.4を盛り上げるためにここまでするか!

去年の10月、11月とシリーズ参戦の無かったのはこれを作成していたということでしょうか。

ゲーム風の映像にはラスボス棚橋やメイ社長のひいきとも取れる演出が仕掛けてますね~

 

1.4当日はこのゲーム映像でかかる曲を入場曲にしてました。

「DEVIL’S SKY」で入場していたら完全にラスボスでしたからね。

入場衣装も悪に立ち向かう勇者、戦士という雰囲気です。

 

自分はラスボスじゃない、自分も主人公だというメッセージを私はケニーから受け取りました。

それは棚橋がG1決勝で柴田をセコンドにしたときから始まった、

新日出身棚橋陣営VSインディー出身ケニーエリート軍団という構図に対しての反抗でしょうか。

 

新日出身じゃないやりたい放題外人ラスボスに立ち向かう傷ついたベテランエースという、

棚橋側の演出により、チャンピオンケニーは構造的ヒールに仕立て上げられてしまった感があります。

 

その点に関しては、棚橋の本当に恐ろしいガチンコのレッテル貼りでしたね。

飯伏もその恐ろしさについては雑誌のインタビューで触れていました。

新日ファンはどちらを推すの?と問いかけてたわけですから。

権謀術数、政治力、宣伝力まで使って相手選手を敵キャラに追い込む恐ろしさに戦慄すら感じました。


どちらを主人公と見るのか

飯伏やケニーは新日出身ではありませんが、

インディーから出て新日に来て活躍し、のし上ったシンデレラストーリーです。

いくら新日出身じゃなくてもその技のすばらしさ、ルックス、キャラには肩入れするファンも多い。

 

また棚橋は新日本の暗黒時代を支え盛り返した功労者ですが、

正直過去のトップ選手、猪木さん藤波長州三銃士と比べると、

試合の才能やスター性、存在感では劣っているように感じます。

20世紀の新日を知っているオールドファンには過去のレスラーより棚橋が良いとは断言できません。

逆に誰もが出来なかった営業努力やプロレスファンの新規開拓を切り開いた功績はレジェンド以上ともいえます。

 

棚橋はゴールデン☆ラヴァーズが生え抜きではないことや、

新日のクラシックなスタイルではないことなど、

本人たちのどうしようもない部分を攻撃することで、

二人を構造的ヒールに仕立ててしまった。

 

棚橋の「ここは新日本だから」という発言が恐ろしい。

「生え抜きでないお前らは活躍するな」という言葉が後に続くのでしょうか。

誰あろう棚橋本人こそ古くからの新日ファンにチャラい見た目や反感を買う発言で嫌われていたのにね。

そうか、つまり「ここは(俺が盛り返した後の)新日本だから(お前らは好き勝手するな」とも読めますね。


最後に

お互いがヒールではないビッグなシングルマッチにおいて、

ファンをヒートさせるには、どちらを応援したいと思わせるかが、

言葉のプロレスで大事なことだと改めて感じました。

 

倒される存在であるケニーの最後のあがきのメッセージは、

人間ケニーの主張を感じることができ、より好きになりました。

 

棚橋が暴君ラスボスケニーを倒すストーリーか、

ケニーが大国新日のラスボス棚橋に負ける物語と見るかは、

観戦する私たち一人ひとりが個々に感じることではあります。

答えはありません。

 

もちろんそれとは全然別の見方もあるとは思いますが、

棚橋、ケニー両者が1.4までで見せたかったものとは何だったか私なりに整理できた気がします。

だからプロレスは奥が深い。

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